事業所内保育所とは?
事業所内保育所とは、その名の通り 事業所内 もしくは 近隣に設置する 事業所(会社/病院)専用の保育所です。
共働き世帯が増える中、離職防止や産休・育休からの早期復帰、採用や企業イメージ向上の武器として 近年設置する法人様が増えています。
事業所内保育所の制度概要
平成27年に施行された「子ども・子育て支援新制度」の中の「地域型保育事業」に含まれるのが、認可を受けた事業所内保育所です。
設備や人員配置等 国の厳しい基準を満たす必要がありますが、基準を満たせば国や自治体から補助金が交付される為 安定した運営が可能です。
事業所内保育所設置のメリット
事業所内保育所を設置するメリットは下記の通りです
①出産・育児等を理由にした離職の防止
事業所内保育所を設置すると 出産がわかった時点で おおよその入園計画も立てることができますので、いわゆる「保活」のストレスなく 保育園を決めることができる他、復帰後も一般的な認可保育園より仕事の特性への理解が進みやすいので、色々な連携が取りやすく、離職を防ぐこともできます。
また 一般的に認可保育園は4月入園が原則で 途中入園が難しいですが、事業所内保育所であれば 期中の入園も計画しやすいので、早期職場復帰も実現することが可能です。
②子育て中の求職者を採用しやすい
保育園が見つからないので 仕事も見つからず、仕事が見つからないので 保育園に預けられない・・そんな無限ループにはまった求職者に対し、「保育園も仕事も見つけることができます」と 打ち出すことができるのが事業所内保育所の強みです。
最近では、求人票や求人サイトに 「託児所あり」等のタグが設定されていることもあり、企業内保育所があることを条件に仕事を探している求職者も増えています。
③企業イメージアップ
離職率の低い、優秀な人材が育ちやすい環境が整う他、育児や仕事が両立しやすい職場、女性の活躍しやすい職場ということで 企業イメージも向上します。
事業所内保育所の課題
一方で 事業所内保育所を設置する際、下記のような課題がよく生じます
①保育士不足・過多
本業の人材確保の為に保育所を設置したものの、採用ノウハウがなく 保育士が確保できずに 園児の受け入れがなかなか進まない保育園も増えております。また タイミングによっては、利用者がいないので補助金が入ってこずに、人件費だけかかり続けてしまうケースもあります。
②保育の質の担保
経営サイドが保育についてあまりわからないことが多いので、現場任せになってしまう結果、何となく質が悪い状態が続いてしまうケースがあります。保育の質が低いと 従業員からも選んでもらえず、経営が悪化してしまうリスクがあります。
③安全管理への懸念
②と同様 経営サイドが保育について詳しくないことも多いので、安全管理の基準やノウハウが現場頼みになることが多いです。万が一 事故が起きてしまうと 本業にも影響が出かねません。
アイグランの事業所内保育園
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