食育とは？

食育とは、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識を習得し、健康的な食生活を送れる人を育てることを目標としています。現代社会における多様なライフスタイルを理由に生じたさまざまな「食」の問題を解決するため、2005年に食育基本法により食育の定義が定められました。

食べることは、生きることの源であり、心と体の発達に密接に関係していて、乳幼児期から発達段階に応じて豊かな食の体験を積み重ねていくことにより、生涯にわたって健康でいきいきとした生活を送る基礎となる「食を営む力」を培うことが重要であると考えられています。

今回から3回に分けて保育園ではどのように食育を行っているのか、お話していいきます。

保育園での菜園活動の実施

近年保育園では、食育の中でも「いのちの育ちと食」に関わる取組みとして、プランターや園庭を活用して野菜を育て、収穫を行い、園内のイベントや給食、おやつの中で提供しています。その活動を通して子ども達に「食べられるまでにはこんなに時間も手間もかかるんだよ」と知ってもらうことで、「食べ物の大切さ」や「実っていくまでの観察」を行えます。日頃から何気なく食べている食品素材が食卓に並ぶまで、どれほどの人々のエネルギーが込められているかが伝わり、その体験を通じて食べ物への感謝の気持ちが育まれ、好き嫌いなども無くなり、食べ物を無駄に扱うことがなくなれば素晴らしいことと考えます。自分で採って作った食事はとてもおいしく、食べることへの興味が湧きます。そして食べ物を大事にしようと思う気持ちが育ちます。

また、幼児期の大切な時期に、食事という団らんの場として「食べること」＝「楽しいこと」と思える働きかけも食育を通して行うことが出来ます。

様々な食育活動に取組んでいるアイグランへの運営委託

アイグランは、約500施設（認可保育園と認可外保育園含む）を運営する会社で、運営する保育園では菜園活動や手作りおやつなど、食育にも力を入れています。教育プログラムだけではなく、食育にも積極的に取組むことによって、子どもたちが「健康的な暮らし」や「食への感謝の気持ち」が芽生えるような運営を行っております。ぜひお気軽にご相談下さい。